何度でもノーヘイトと歌え

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あけましておめでとうございます。
早稲田にあるカフェスペースのある本と雑貨のお店NENOiの店主です。2020年もどうぞよろしくお願い致します。

新年最初の投稿だと言うのに、今回は恥を忍んでの告白めいたお話になり、やや気が重いです(今でも公開しようかまだ悩んでます)。

店主はいわゆるヘイトスピーチに代表されるような差別的な言動にはスルーではなく反対の声をあげるようしたいと最近思っています。

以前は「〇〇は民族として頭がおかしい」や「〇〇はNHKを支配している」などの言葉はあまりにも馬鹿げていたので、読むにも値しないとある意味冷笑的な高みに立ち、無視していました。

しかし、それらの悪意ある差別の言葉達が、ひた、ひたっと赤ワインに赤インキを一滴ずつ混ぜ込むように静かに深く染み込んでいっていたことに気づきもしませんでした。

店主には所謂、在日朝鮮人の友人が複数人います。ハングルを解する人もいれば、自分らの世代はハングルはわからないと言う人も、それぞれ性格もバラバラです。共通点といえば「店主と友人」である事くらい。

ある日、その中の一人と会っていた時に、店主にとって少し意外な行動をその人がとりました。余りにも些細な事すぎて何を具体的にしたのか覚えていないくらい些細な事でした。その時

 

「あぁ在日だからかな」

 

と唐突に心の中でそんな言葉が湧いて出てきました。余りにも自然に出てきたので、その場で呆然となってしまい、その後どんなやり取りをしたのかよく覚えていないくらいです。

 

心底怖い

 

と思いました。自分でも思いもしないような言葉が自らの内から湧き上がっていた事実に心底怯えました。その友人のみならず友人全てに申し訳ないと思いました。Twitterまとめサイトなどで日々溢れているそれらの言葉は名もなき毒のように日常の中に染み込んできて、気づかぬうちに店主の内面を食い荒らしていたのです。その事に気づいた瞬間店主は愕然とし、我が身を恥じました。

店主の場合は友人達と、また旅行先などで会った韓国の人たちの思い出がそれを「毒」であるとわからせてくれますが、それがなければ知らぬ間に飲み込まれてしまってたのではないかと真剣に思います。

在日や韓国の人へのヘイトに限らず、その他の海外の人や、時にはハーフの人への嫌がらせやいじめもよく耳にしますし、実際に当事者から聞いた事もあります。

店主には保育園に通う子供がいます。その保育園ではハーフの子がいます。子供達はその子がハーフかどうかなど全く気にせずに遊んでいます。彼ら、彼女らは国籍、人種なんて全く気にしません。

もし、その年齢で何かあるとすればそれば親からの影響に過ぎないと思います。でも同時に子供の頃に染み込んでしまったものってそう簡単に拭えるのだろうかと思うと、子供と一緒にいる事の重大さに時として立ちすくんでしうまう事があります。

近年では何かを調べようするとき「ググる」事から始めるのが普通だと思いますが、例えば「韓国 歴史」とキーワードを入れて検索すると出てくる情報をみても明らかなように、デタラメと悪意にまみれたサイトがたくさん出てきてしまいます。もしそれらを読んで「事実」だと思ってしまったら?

別に正義感とかそういう事ではなく、ただひたすらに我が身とその手を伸ばして届くようなささやかな範囲の人たちを守りたいというエゴのみで、その汚いヘイトや嘘を無くしていきたいと思う次第です。


2020年は既に毒の回ったこの体をいかにデトックスしていき、同時にヘイトにはヘイトだと言い続けていくかを課題と目標の一つにしたいと思っています。
また、自分の眼差しが常に正しいわけではないという意識も持つ続けていきたいと思います。ナルケマレバンガカピカッピ。